どうして教室の黒板は西側についてるの?建築学生がお答えします!

こんにちは現役建築学生のジャンプ力に定評のある前田 (@maedameada) です。

 

みなさん、学生時代の教室の風景を思い出してください。

黒板が西側についていませんでしたか?

 

南からの採光を得るために南側に窓があって北側に廊下があるのは分かるけど、

 

だったら東側に黒板があってもいいんじゃない?

 

と思いませんか?

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答えは簡単です。

 

窓が右側にくるとペンを持った時にノートに右手の影が落ちるからです。

影ができると書きにくくなっちゃいますね。手暗がりというやつです。

 

建築学科では左利きの学生がいると「やーい手暗がり」といってバカにする差別が横行しています

 

逆に左利きの人は神にもなれます。

彼の左手から生み出される闇が世界に『夜』をもたらした」という神話もつくられるほどです。

 

 

少し話が逸れましたが

 

皆さん

恋愛青春映画でよくある夕日に染まった放課後の教室キスしてるロマンチックなシーンでは黒板のある方角を見てください。

もしも東側に黒板があったらみんながキュンキュンしてるときに、「黒板が東側にあるのはおかしくね?」と指摘するとものすごく嫌われるので、よかったらやってみてください。

 

また、この記事にもあるように

hirabayashi.wondernotes.jp

アニメでたまにある

日直とか書かれた黒板を夕日が照らしだすシーンも現実ではありえないです。

西からの光が西側の黒板を照らすことはできませんからね。

これもアニメをみてる人に指摘してやりましょう。

 

 

 

【追記】

美術室は窓の配置違いますよね...とコメントをいただきました。

これも解説しますね。

 

美術室は普通教室とは逆北側に窓・東側に黒板です。

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みなさんの学校もこんな感じではなかったでしょうか。

 

校舎の西側

廊下の突き当り

黒板は東

南の窓は基本的に常に黒いカーテンにさえぎられている

 

その当時は美術室ではなく普通の教室だったとしても、その教室がこのような配置であればもともとは美術室であった可能性が大いに考えられます。

 

なぜこのような配置になっているかというと

これは南面に窓があると直射日光やそれがつくる強い影色や素材感を感じにくくなったり太陽の方角が時間とともに変わるデッサンの時に対象物の影まで変わってしまうからです。

 

南の窓をカーテンで塞いで、北側に窓を設けることで、

南側の直射日光を遮断する代わりに、北側の窓からは大気中を光が乱反射して届く天空日射を得ることが出来ます。やわらかい光です。

 

で、その北からの光で手暗がりができないように黒板は東になるのです。

 

 

【今日の俳句】

甘いものが食べたいときは砂糖を食べて満足させています